幼なじみが恋人


シュウを見ると、まだ、幸せそうに寝ている。


「ミー…」


つまり、寝ぼけて抱き締めてるだけね。


ミーってことは猫の夢?…あたしは猫か。


あたしは、起きようともがいたんだけど、抱き締められたまま動けず。


さすがに、あたしの中で何かが切れた。


「起きて!!」っていうと、パチーンとシュウの頬を叩いてやった。


「いってぇ!!何すんだよ。沙紀。」


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