幼なじみが恋人
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「おはよう。」
学校に行くと、昇降口で女の子がシュウに声をかけてきた。
「どうしたの?ホッペ赤くなってるよ。」
シュウは、上履きに、はきかえてるあたしをチラッと見ると苦笑いしながら言った。
「朝、猫がいて、猫パンチ?されたっていうか…
ねえ?」
あたしに話を振ってくる。
知らないっ!!
それを無視して、とっとと、教室に行くあたし。
慌ててシュウはあたしの後を追ってくる。
「今度は、もう少し優しく起こしてほしいな。」
ぼやくシュウを横目に、あたしは足ばやに教室に入った。