幼なじみが恋人


数日後。


相変わらずシュウは『寄るな触るな近寄るな』の負のオーラを纏っていて話しかけにくいまま。


今まで、一度もそんな風に感じたことなかったのに。


いつも気付くと、隣にいて微笑んでいてくれていたから。


今シュウの隣には私以外の女の子がいる。


正確には女の子達。


その女の子達に囲まれながら楽しそうに話すシュウ。


私には見せなくなった笑顔に、私の胸がキューと切なくなる。



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