しにがみベーカリィ
本屋の息子。
若いうちからの苦労は買ってでろって言うけど、わざわざ他人様に関わるほどアタシは『イイヒト』ぢゃなぃっての




とか訳の解らない苛立ちを腹に抱えてアタシは部屋の窓から下を見下ろした。






見慣れたちょっと洋風レトロな感じの商店街が軒を連ねている。




商店街に産まれた者の運命なのだろうか。


魚屋のマキちゃんは中学になった途端髪を染め始めただとか何とか煩くて本人のマキちゃんが可哀想だろとか思う。




プライバシーなんてまるで無い。




嗚呼なんて可哀想なマキちゃん…











まぁ、アタシなんだけど
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