[短編]ブラックサンタクロース
「ママァー!!わたし、お部屋に行ってるね~!!!」
パタパタと大きめのスリッパを鳴らしながら、階段を上がっていく少女。
「あなた、その真っ赤な袋はどうしたのかしら?」
「あぁ、これかい?コレは、キミとあのコへのプレゼントさ」
肩に真っ赤な袋を担いでいる"パパ"はニタリと笑う。
「そうなの?ありがとう、あなた」
女性は嬉しそうに微笑んだ。
また、悲劇が
始まる。
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