優顔Miracle


その時のことは
あまり覚えていない。





というより
覚えていなくて
むしろよかったと思う。





覚えているのは
ただ怖くて気持ち悪かった
ということだけ。





家に帰ってベットに入って
朝を迎えた。





結局一睡もできなかった。





ベットから出て
みんなを起こさないように
お風呂に入った。





気持ち悪くて
何度も体を洗ったけど
キレイになんてならない。





お風呂から上がり
部屋に戻って
学校に行く準備をした。




学校なんて行く気になれなかったけど
親に怪しまれたくなかったから
普通にしていた。





学校でも友達と
普段のように笑って
過ごしている自分が
ある意味恐ろしかった。

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