♥兄恋♥
「乃愛ちゃん私は賛成すると言ったら嘘になるわ。
でも、あなたは私の大切な娘でもあるの。
やっぱり、好きな人と結ばれるって言うのは女性ならとても幸せな事で私も乃愛ちゃんにはそうあって欲しいの。
それは、息子の遼にも言えることで…結局は二人が幸せならいいの。
私は智也さんと結婚できて幸せだったわ。それは今でも変わらないの。
だから、遼が乃愛ちゃんを悲しませた時は許さないし
乃愛ちゃんが遼を悲しませたときは許せないの。」
「わかってくれた?」
「はい。」
お母さんはそういうとまだ押されていなかった、『天野』の判子と『山城』の判子を押した。