♥兄恋♥
「そっか・・・」

「あたしやっぱ部屋に取りにいく。」

「あぁ。」

あたしは急ぎ足で、遼のプレゼントを取りに行って戻ってきた。

「そんなに早く眠りにつかないから大丈夫だよ。」

「うん」

「なにくれるの?」

「はい。これ。」

「何だ、リングかぶってたんだ」

「欲しいものわからなかったから・・・」

「そうか・・・」


気まずい空気が流れる。

「乃愛。俺なにもしないから・・・」

「?」

そのまま腕を引っ張られ、遼に抱きしめられた。













あたしはそのまま朝まで遼の腕の中にいた。





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