♥兄恋♥
いつまでたっても遼はみつからなくて、翔樹くんはあたしたちのテントに居座った。


「翔樹くん。あたし、二人三脚にでるけど一人で居れる?」

「福山は?」

「あたしと一緒に出るの。」

「そっか・・・大丈夫。」


「すぐ走ってくるから。」

「一位とってね。」

「任せろ!」

「福山にはいってないの。」




あたしたちはさっさと走って、1位をとった。



「やったな。乃愛。」

「うん。」

「昼飯・・・」

「あたし、翔樹くんと食べないと。」


「俺も・・・」

「あたし急いでるからごめん。」


あたしは走って、テントに戻った。

「翔樹くん!」

「乃愛ちゃん早かったね。」

「次お昼だから行こうか?」

「うん!」

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