♥兄恋♥

「聖司!!」

「乃愛遅かったな。」

「ごめんごめん。」

「これからさぼるだろ?」

「うん。」



「俺ん家来ない?」



「え・・・」


「いやなのかよ。」



「そう・・・じゃない・・・」


「じゃぁ、来い。」


あたしは手を引っ張られて、そのまま学校を出た。



連れてこられた家はすごく大きかった。


「乃愛こいよ。」


また力いっぱい腕をつかまれた。


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