ボクは腐女子に恋をする【短編】


すると彼女はニッコリ笑って


「涼樹さん…いいお名前ですね!今は風が流行っているので、体に気をつけてくださいね!」

では!と彼女は校舎に戻っていった




「山仲…令……」

うるさく響く心音を制しながら

彼女の名前を呟いてみる



この感情はなんなのだろうか


その後ろ姿に妙に見とれてしまう


「涼樹なにしてんの?帰るよ。」


聞き慣れた声で引き戻される

再び歩く


そして聞いてみた

「なぁ姉ちゃん、今のコ、後輩?」

「うん。部活のね。」

歩きながらそう答える

さらに聞いてみた

「ちなみに歳は?」

「一個下だよ。あんたとおんなじ。」


同い年…











山仲 令…






さてここから僕、藍川涼樹の初恋奮闘記をつづっていこう




【ボクは腐女子に恋をする】
< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop