傷etc。。。

「こんな時に何言ってんの?!」

「どうせコイツに家を燃やす度胸なんて
ないに決まってるじゃん」

「うるせー本当に燃やすでな
早くでてけー!!」

父がガソリンを畳にまいた。

母は「バッカじゃないの」
と呟き私の手をひき
外にいこうとした。

私はその手を振り払った

「春が死んじゃう」

「だから、アイツに家を
燃やす度胸なんてないってば」

「でも分かんないじゃん」

「はいはい、春も連れてくよ」

母は渋々春の首輪に
リードをつけ私の手をひき
外に向かい車に乗りこんだ。

父が外まで出てきて

「今から家を燃やすぞ」

と叫んできた。
母は無言で車を発進させ
兄の塾へと向かった。
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