あたしの初彼☆王子様はお姫様??
「……っ」



ビックリしすぎて、言葉が出て来ない。



あたしはまた固まったように、ジッと葉瑠夏君を見る。



だって、だって、



今、葉瑠夏君……、



あたしに何て言った……??



「そんなに驚かないでよ~。あ、これマジだからね!冗談とかじゃなく、桃歌ちゃん、俺の彼女さんになってください!」



葉瑠夏君はそう言って、お願いするポーズをして、



あたしの前に手を差し出した。



「えっ……!これは??」



「桃歌ちゃんに似合うなぁと思ってさぁ~。ほらっ、つけてあげる」




それは、星型の小さなネックレス。



太陽の下でキラキラと輝く、流れ星のモチーフ。



「可愛い……」



「だろっ~?これ見た時、ぱっと桃歌ちゃんが浮かんでさぁ」



「でもこんな高価な物、もらえないよ」



「大丈夫!俺、バイトしてるって言ったじゃん~♪」
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