あたしの初彼☆王子様はお姫様??
葉瑠夏君は、そっとあたしの首に、



ネックレスをつけてくれた。



そして、



「よかった♪渡せて…。やっぱ思ったとおり、めちゃくちゃ似合うじゃん!」



そう言って嬉しそうに笑った。



「ホントにもらって…いいの?なんだか悪いよぉ…」



「いいの、いいの!」



「いいのかな…じゃあ……ありがとう……大事にするね……」



「うん。で、さっきの話の答えは??桃歌ちゃんはどうしたい??」



「あっ、うん……それは……」



「はっきりと言ってくれないとさ、向陽の気持ちのこともあるし……桃歌ちゃんに決めてほしいよ。付き合うとかじゃなく、このまま、こうして友達でもいいし!」



葉瑠夏君から、こんな事言われて……



あたしの答えなんて、



ひとつしかないもん。

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