あたしの初彼☆王子様はお姫様??
「じゃあ、また…」



「うん。向陽君にも宜しくね」



「了解!じゃあね」



「バイバイ」



携帯を閉じ、あたしは自分の机にある雑誌に目を向けた。



それは、この前買ったあの雑誌。



愛原ルカである葉瑠夏君の表紙。



その笑顔を見つめながら思う。



葉瑠夏君が女の子であっても、



男の子であっても、



あたしはきっと葉瑠夏君に惹かれてる。



恋する想いは確かに終わったかもしれない。



だけど、あたしは葉瑠夏君を好き。



人として、友達として、



これからだって、その気持ちは続くんだ。
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