あたしの初彼☆王子様はお姫様??
そんな声が葉瑠夏君にも聞こえたのか、



「はぁ…俺、疲れたかも。ここに座ろう~!!喉も渇いたし~。ちょっと、ここで待っててね♪」



と、あたしを座らせ、



買ってきたジュースを手渡してくれた。



そして、



「……なんて言うかさぁ…俺も向陽も、桃歌ちゃんが大好きだから……ね」



「えっ…?何、突然…」



「だからぁ~~!桃歌ちゃんはもっと自信を持って、もっと笑顔でいてほしいからさぁ……ねっ!俺からのお願いっ」



「……葉瑠夏君からのお願い?…」



「そっ!!俺、桃歌ちゃんが笑ってる、笑顔が超好きなんだも~ん♪」



「あたしの…笑顔…?」



「そうだよ!!だから、笑って!!こんな風に!!」



葉瑠夏君はニッコリと微笑みながら、あたしを見つめる。

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