せんせいは15才
◆1◆

変化

理事長室をでて、キャンパスを二人----------




黒崎とかいうこの隣の男。無言。




「・・・ねえ、無言やめてくんない?気まずいじゃん」





「・・あ、はい」




「あんた、よくこんな仕事了解したね」



「あなたのおじいさまには、お世話になっているから・・・」



「あんたとじいちゃんの仲ってなんなの?」



「・・・・」



黒崎は、なにも語らず前を向いて歩き続けている。



「まあ、なんだっていいよ。


あんたがじいちゃんのナンだろうと!!


それよりも、あたしをちゃんと、次のテストで合格できるまで


見てよね!!」



かすいは、黒崎にむきなおり、そう言い放った。
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