せんせいは15才

「黒崎・・」



そおっと声にだしてみた。



反応なし。



薬が効いてきて、本格的に寝たみたい。



初めてみる黒崎の寝顔・・・。



ドキドキしながら、その寝顔をずっと見つめていた。



そのとき、黒崎が手を伸ばしてきた。



びっくして黒崎の顔をみると、起きたわけではないみたい。



私は、黒崎の手を握った。


熱があるから、とっても熱かった。


私より断然大きな手。



「黒崎君・・あたし、あなたのこと
好きになっちゃったみたいだよ」



そっとつぶやいた。



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