せんせいは15才

それから、二時間・・・



私は、黒崎の話をずっと聞いていた。



おじいちゃんが黒崎のことを成績優秀で既に知っていたこと・・・



そして、彼が悲運な境遇で生まれ育ったこと・・・



このテストは、彼の<漣学院転入>もかかっていたこと・・・




「・・・と、いうことなんです。
正直、僕はあなたを<利用>して、漣学院に入ろうと
したという、、あきれたストーリーです」



「よかった・・・」




「・・・・え?」



「私、黒崎のために結果がだせてよかったよ・・・」




私は、微笑んだ。
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