せんせいは15才

「やめないで欲しい、高等部は、卒業してほしいんじゃ。
わしの孫だからとか、そんなことではなくて
単純に、かずいの将来のことを思っていっている」


かずいは、あらぬ方向をぼーっとみていた。
(高校卒業することが、えらいのかねえ)






「次のテストだ。」


昭三は、突然そういった。



「なに?じいちゃん」




「次、全科目80点以上とれれば、留年はナシだ」





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