幸せ色の贈り物
幸せ色の贈り物
ごめんの裏側
《ごめん…》
その言葉と同時に駆け出していた。
街中がカップルで賑わっている、今日。
駅付近のキラキラのイルミネーションが眩しい。
そこから視線を逸らすように、あたしは空を見上げる…
冬の空に、ゆったりと流れる雲。
駅のロータリーに敷かれた真っ白なじゅうたん。
顔を上げたそこには…
大粒の結晶がパラパラと舞っていた――…
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