刹那腐レンズ【もう一つのあたしとあいつ】
あと、ほんのちょっとのあたしの勇気。

ねぇって言うのものど詰まらせていたあたし。
弱くて、一人で立っているのもきつかったはず。

でも、あんたの笑顔があったからなのかな?

すっごく、切ない想いをした分だけ・・・
心に色づいたあたしの色。

それは何色?

あいつに似た色でしょ?


あたしは見えなくなったんじゃないんでしょ?
大丈夫でしょ?


ここにいるよ。

ここに。


前みたいなあたしじゃなくても大丈夫?

少し、あいつと距離を保ってるあたしでもいい?

受け入れてくれますか?

待っていてもらえますか?

「ねぇ・・・?」

ちょっとした、あたしの反発だったのかな?

あたしとあんたは何も変わってない?

変わった?

あたしは、昨日とは違うよ。

あたしは・・・

 あいつが必要な事に気づいた・・・。
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