-promise-【完】
その時の祐介はいつもの表情と違って、真剣で…余裕のない感じだった
そんな祐介を見て、少し戸惑った
腕を引かれ連れて行かれる時に美優を見ると、なんか嬉しそうにこっちを見てた
美優は何の話か分かってたのかな…?
「祐介?どうしたの?なんか変」
中庭まで来て、手が離れたので聞いてみると、祐介が赤い顔で振り向いた
「……咲っ!」
覚悟を決めたように、一息ついてから祐介は続けた
「咲、俺と…付き合ってくれ」
確かに祐介はそう言った