-promise-【完】
ハルの家に戻ってきた
「咲~、遅くなってゴメン…あ」
「どうした?」
「しっ」
ハルの言葉を止めて、ソファーを指差した
ソファーでは、咲と井上くんが2人寄り添って眠っていた
「待ちくたびれて、眠っちゃったんだね…。ハル、毛布借りてもいい?」
ハルに毛布を借りて、2人にかけてあげた
幸せそうに眠ってる
「泊まっていけば?」
「えっ!でも…」
確かに咲も井上くんも寝ちゃってるし、もう夜も遅いけど…でもでもっ…!
「俺がおばさんに電話してやるから」
そう言い終わると同時に、ハルはお母さんに電話かけてた
行動の早さに何も言えず見ていると、「ん」と言って笑いを堪えながらハルが携帯を渡してきた
「…もっ、もしもし?」
恐る恐る電話に出ると、お母さんの弾けるような声が聞こえた