-promise-【完】
「ハル…この前ごめんね。電話も出なくて…。あたし自分のことしか考えてなくて、ハルの気持ち考えられて無かった…」
「俺も、悪かった…。今まで黙ってて。マジで嫌われたと思った」
「ハルは悪くないっ!嫌いになんか、なるはずないよ…っ!」
思わず叫んでしまったあたしに、ハルはふっと笑った
そして、少し俯きがちに話し出した
「…本当はさ、日本に戻ってくんの反対されてた。でも、どうしても…少しでもいいから日本に戻りたかった」
「…?」
あたしが首を傾げると、ハルは微笑んであたしの目を見て言ったんだ
「引っ越してからずっと、みゅうのことが忘れられなかった」