-promise-【完】
「学校のジンクス知らない?恋人同士でネクタイを交換すると別れないっての。美優、ネクタイ死守してたんだよ?」
「そんなんあったんだ?」
やっぱり、ハルは知らなかったんだ
仕方ないね
「ごめん、ハル…。気にしないで」
入学した時からの夢だったんだけどね
そう言ったあたしに、ハルは近付いて頭を優しく撫でてくれた
「つーか。ネクタイとか関係ねぇよ。」
「え?」
「俺は絶対みゅうと別れないし、ジンクスなんか目じゃないぐらいの気持ちだし?それに、目に見える繋がりはコレがある。コレより価値のあるものなんかねーよ」
ハルは、あたしがプレゼントのネックレスを触った
「ハル…///」
あたしがヘヘッと照れ笑いすると