-promise-【完】


食事を終え、再び瀬名くんの車に乗り込む


「瀬名くん、ごちそうさまでした…」


「あぁ」


瀬名くんが支払いを全部してくれたんだ。自分の分は払うって言ったのに『女に金を払わせるなんてありえねぇ』だって

何か悪いな…



「あ!そうだ瀬名くん。昨日学園祭の事決めてた時に、咲に何か話しかけられてたけど何だったの?咲に聞いても教えてくれないから」


「あ~何かコスプレの事は自分が考えてるのがあるから、俺は何も決めなくていいよって」


「えっ瀬名くんも!?あたしも言われたよ~!何か聞いたら秘密だって言われたんだけど…。咲ちょっと変わったとこがあるから、変なのにコスプレさせられるかもね…」


「かもな。まぁ変なのでも思い出になるしいーんじゃねぇの」



そう言って、瀬名くんは少し微笑んだ




< 38 / 219 >

この作品をシェア

pagetop