あたしとあいつ





「大樹見てれば分かるよ…大樹の目線の先にはいつもありすちゃんがいるの…悔しいけどね。でも、ありすちゃんならあたし諦めがつくよ」










「………」










「…あたし行くね、あーこのことはふたりだけの秘密ね!」









「…はい」















先輩にとっての“あいつ”はあたしなんだ。






知らなかった…
< 53 / 205 >

この作品をシェア

pagetop