revave
さっきまで何かしら俺かリョウがベラベラと喋っていた。
そして少しの沈黙─
沈黙の後、窓に手をつけたまま、俺の顔などは一切見ず、リョウが口を開いた。
「真央は何人家族??」
「五人」
「ふーん。じゃあ、三人兄弟?」
「おう。兄貴と妹がいる。」
「じゃあ真央は真ん中だね」
そう言った後、窓の外の景色を見ていたリョウが俺の方を振り向き、ニヤニヤと笑顔を見せた。
「知ってる~??三人兄弟の真ん中って、一番ほっとかれて、一番ひねくれちゃうんだよ~?!!」
ゲラゲラと俺をからかうようにリョウは言ったけれど、リョウのその言葉は、俺にとっては痛かった。
「知ってる。だから俺はひねくれてるから」
無表情でそう答える俺が、きっとリョウの笑顔を奪っていったんだ。
そして少しの沈黙─
沈黙の後、窓に手をつけたまま、俺の顔などは一切見ず、リョウが口を開いた。
「真央は何人家族??」
「五人」
「ふーん。じゃあ、三人兄弟?」
「おう。兄貴と妹がいる。」
「じゃあ真央は真ん中だね」
そう言った後、窓の外の景色を見ていたリョウが俺の方を振り向き、ニヤニヤと笑顔を見せた。
「知ってる~??三人兄弟の真ん中って、一番ほっとかれて、一番ひねくれちゃうんだよ~?!!」
ゲラゲラと俺をからかうようにリョウは言ったけれど、リョウのその言葉は、俺にとっては痛かった。
「知ってる。だから俺はひねくれてるから」
無表情でそう答える俺が、きっとリョウの笑顔を奪っていったんだ。