愛の終わりを奏でたい
 


達也がわたしの目の前の席に座るのを見計らうように、マスターはブレンドとカフェ・オレを運んで来る。


この喫茶店は幸せの象徴。


1年前のわたしも。


2年前のわたしも。


3年、4年前のわたしも。


笑顔で窓の外を見ていたんだ。




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