お嬢様と俺様!?〜2〜
そして帰り道。

加奈子がいきなり止まって…

「あ~あ、早く日曜日にならないかな~。」

「ぷっ!」

「あ~、いま笑ったでしょ!」

「ごめんごめん。
でも、可愛いな~と思って。」

「………っ!」

赤くなる加奈子。

「ほらまた、赤くなっちゃって!
か~わいっ☆」

「バカ、からかわないで!」

「嬉しいくせに♪」

「……。」

「図星?笑」

「もう!…ほら、もう行くよ!」

「はいよ~♪」

まだ顔は赤いままで、恥ずかしそうに俺に背を向けて歩き出す加奈子。


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