お嬢様と俺様!?〜2〜
「「ん?」」

隆哉と声が重なった。

理由はひとつ……

俺が言うはずのセリフを、女の子が言ったから。

もちろん、その女の子は…

「「柚!?」」

「やほっ♪」

「“やほっ”って…
先生の話は?もう終わったの?」

「そんなのとっくに終わってるよ?
ってか、ゆうのクラスも終わってるじゃん♪」

「ウソ…」

俺はあわてて前をみた。

「ホント。でしょ?」

前をみた、その視線の先には…

誰もいなかった…

< 90 / 350 >

この作品をシェア

pagetop