プライダル・リミット
「まだ寝る時間にははえぇぞコラァ!」
挑発するリュウ。
「……」
夜空を見つめるショウ。
「俺にムカついてんだろ!? だったら掛かってこいや!」
さらに挑発するリュウ
「わかってたんだけどな……」
ショウが呟いた。
「なに!?」
「こうなることはわかってたって言ってんだよ」
「どういうことだ?」
「よくケンカしたよな、俺達。2人で何人も相手してさ。あの頃は誰にも負ける気なんてしなかった。勝てねぇヤツなんていねんじゃねぇかって思ってた。オマエといる限りは……」
「何が言いてぇ?」
「こうしてオマエとサシでヤんの初めてだったよな? タイマン張ってみてよくわかったぜ……。やっぱつえぇよ、オマエ……。誰かのために、何かのために、守るべきモノがある時に本領を発揮する。そん時のオマエはツレの俺でさえ怖いくらいだったぜ。正直、勝てる気がしなかった……。今のオマエがまさにソレよ。わかるか? 今オマエを掻き立てているモノがなんなのか。誰を守ろうとしているのか? 何を守ろうとしているのか? その感情が誰のためのモノなのか!?」
「ショウ……オマエ、まさか……そのために……!?」
「やっと気づきやがったか!? アメーバ野郎」
「どうして……」
「チビ助だよ! そのチビ助に頼まれたんだよ!」
「マキオに!?」
挑発するリュウ。
「……」
夜空を見つめるショウ。
「俺にムカついてんだろ!? だったら掛かってこいや!」
さらに挑発するリュウ
「わかってたんだけどな……」
ショウが呟いた。
「なに!?」
「こうなることはわかってたって言ってんだよ」
「どういうことだ?」
「よくケンカしたよな、俺達。2人で何人も相手してさ。あの頃は誰にも負ける気なんてしなかった。勝てねぇヤツなんていねんじゃねぇかって思ってた。オマエといる限りは……」
「何が言いてぇ?」
「こうしてオマエとサシでヤんの初めてだったよな? タイマン張ってみてよくわかったぜ……。やっぱつえぇよ、オマエ……。誰かのために、何かのために、守るべきモノがある時に本領を発揮する。そん時のオマエはツレの俺でさえ怖いくらいだったぜ。正直、勝てる気がしなかった……。今のオマエがまさにソレよ。わかるか? 今オマエを掻き立てているモノがなんなのか。誰を守ろうとしているのか? 何を守ろうとしているのか? その感情が誰のためのモノなのか!?」
「ショウ……オマエ、まさか……そのために……!?」
「やっと気づきやがったか!? アメーバ野郎」
「どうして……」
「チビ助だよ! そのチビ助に頼まれたんだよ!」
「マキオに!?」