プライダル・リミット
「投稿の時刻。この3件の書き込みはいずれも同時刻に投稿されている」
「その時刻って?」
「午前4時03分33秒。これはある日の英語表記だ」
「33年4月3日? 33年……?」
「西暦33年4月3日」
「西暦!?」
「キリストが死亡したといわれる日だ」
「そうか。木嶋は2回とも同じ時刻に投稿していた。それを模倣すれば木嶋は必ず気づくはずだとリュウは考えた。リュウは木嶋の手口を逆手に取ったわけだ」
「そのとおり。これで2人の利害は一致した。罪を犯そうとする木嶋悟史を止めたい藤真竜と、計画を邪魔しようとする藤真竜を消したい木嶋悟史。そして藤真の目論見どおりブログを見た木嶋はリアクションした」
「どうやって?」
「メールだよ。バンドのホームページから……。え~と、なんだったっけ……? ドラゴン……ナントカドラゴン……」
「ドアー・オブ・ザ・ドラゴン」
「そうそうそれそれ。あのホームページから送られるメールは藤真のパソコンに送信されるようになっていたんだ」
「そのメールにはなんて?」
「その時刻って?」
「午前4時03分33秒。これはある日の英語表記だ」
「33年4月3日? 33年……?」
「西暦33年4月3日」
「西暦!?」
「キリストが死亡したといわれる日だ」
「そうか。木嶋は2回とも同じ時刻に投稿していた。それを模倣すれば木嶋は必ず気づくはずだとリュウは考えた。リュウは木嶋の手口を逆手に取ったわけだ」
「そのとおり。これで2人の利害は一致した。罪を犯そうとする木嶋悟史を止めたい藤真竜と、計画を邪魔しようとする藤真竜を消したい木嶋悟史。そして藤真の目論見どおりブログを見た木嶋はリアクションした」
「どうやって?」
「メールだよ。バンドのホームページから……。え~と、なんだったっけ……? ドラゴン……ナントカドラゴン……」
「ドアー・オブ・ザ・ドラゴン」
「そうそうそれそれ。あのホームページから送られるメールは藤真のパソコンに送信されるようになっていたんだ」
「そのメールにはなんて?」