最高の笑顔
光は一瞬言葉を無くした。

あの弟が・・・・
ヤンチャだけが取り柄で、
ただのアホと思っていたあの弟が・・・

一緒の学校で
障害を抱えている子を家まで送り届けていた。




【なんであんな事してもうたんやろ・・・
なんでこんなええ弟やのに
俺は毎日毎日無意味に優に手を出してたんやろ・・・】


光は優と兄弟でありながら、優の優しい気持ちや表のいい場面などは1つもしらなかった。
光は自分のした事に何度も悔やみ、情けなくなり、

やたらむやみに優に手を出さない事を決心した。

あんなに優しくて
尊敬出来る弟やったのに・・・・
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