最高の笑顔
【ちょっと前かな。おかんの俺に対しての様子がおかしくなったんわ・・。児童施設の人と隠れて話してて、おかん色々聞いてて・・・俺も最初は自分の事と思いたくなかった!!・・・。でも、後々分かってきて・・・。俺だって施設なんか入りたくないよ・・・・迷惑かけてるけど・・・・嫌やねん・・・やりたい事もいっぱいあるねん・・・でも怖くて・・・兄ちゃんにもゆわれへんかったねん・・・】


光は胸が苦しくなった。
話かけたくても、言葉が出ない。何をゆってあげたらいいのか、言葉の選択が出来なかった。


それから30分程、
優は泣き崩れていただろうか。
ようやく話し始めた。


【ごめん、兄ちゃん。気にせんでいいで?おかんが決めた事やったら・・・やっぱり仕方ないもんな。】


【なにゆうてんねん?お前は施設なんか入らんでいい。】


【え・・・・?】
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