最高の笑顔
【お前は施設なんか入らんでええねん。

【でも・・・・おかんがゆってるしさ・・・・♪

【ふざけんなや!!】

【・・・・・・。】

【お前が・・・お前が施設行ったら・・・翔君の面倒は誰が見るねん?】

【それわ・・・・】

【お前はどないやねん?施設入りたいんかい!?】

【はっ入りたくないよ・・・・・】

【んなら、入らんでええ。俺には分かってんねん!!。他の誰かがわからんくても、俺にはちゃんと伝わってるから!兄弟にしか分からん事、いっぱい知ってるねん!お前は、人一倍優しい心あるのに・・・自ら冷やしたらあかん!俺がちゃんとおかんにゆうたから・・・お前は、今のままのお前でおりや。それと、おかんを絶対責めんなよ。】

【兄ちゃん・・・いつもありがとう・・・いつも迷惑ばっかりかけて・・・・助けてもらってばっかりや・・。本間に情けないわ・・・・】

【ええって★気にすんな。こんな事しかできんけどな(^^;それやし、お前施設なんかに行かれたら、俺寂しくなるしな(((^^;)】

【うう・・・(泣)兄ちゃんありがとぉ〜(T_T)】

【おいっ!鼻水つけんなや(笑)】

優はおお泣きした。崩れかけていた自分を、暗闇に連れこまれていた自分を、光に助けてもらい、支えてもらい、1つずつ1つずつ、辛い物が楽になれたのだろう。優の心の中に、安心感がでてきたのだろう。きっと自分は一人じゃないと・・・。
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