最高の笑顔
光は、優に何も言わなかったが、後ろに優を乗せながら走っていた道は、光の思い出がたくさん詰まっている道だった。この道を、優にも見せたかったのだった。
光は何回か、ミラーごしに優の顔を覗いていたが、どの場所でも、ずっと笑顔を絶やさずに、顔に似合わず、ずっとニヤニヤしていた。

一言も会話はなく、30分程で家に着いたが、優の笑顔を見れた事だけが、光にとって、何よりも嬉しかった。

家に入る時には、夜中の1時を過ぎていて、母も床についていたので、二人も寝る事にした。







兄ちゃんわな、
お前と兄弟になれて・・・・

本間に良かったで。
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