最高の笑顔
優はいつもの様に、
朝早くに起きて
髪の毛を丁寧にセットして、
制服に着替えて翔君の家に向かった。

<<ピンポーン・・・>>

【はい?】

【あっ優ですけど、翔ちゃん起こしにきました〜!】

【あっちょっと待ってね!】

【お父さん〜!翔〜!早く起きなさい〜!】

外からでも聞こえる幸せな家庭の賑やかな声。
優の中でこの声を聞くのが何処か嬉しく、何処か羨ましく寂しい気持ちがあった。


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