彼氏の恋愛相談所
そんな事を思いだしている、今のあたし。
はななが呆れて手をふってくる。
「万琳~、起きてる~?」
はっ、と我に帰り周りをみると・・・朝の教室。
黒板の前で先生が、何がしゃべっていた。
「・・・はなな、今日、先生くるのはやくない?」
「あんた・・・。昨日の話、聞いてなかったの?」
昨日?・・・昨日。
「・・・なんかあったっけ?」
は~~っと大きくため息をつかれた。
「先生いってたじゃん!今日、転校生くるんだって。」
・・・転校生?
「なんでこんな時期に?もう2学期終わるじゃん。
しかも、ウチの学年、空きできたの?」
わからないことが多すぎて、全部はななの前に並べてみた。
「ん~~・・・。9月ぐらいかな?3組の佐藤さん、辞めたらしいよ。
それで、なんかわかんないけど、ウチのクラスに入ってくるんだって。」
ほう。さすが情報通のはなな。
全部、わかりやすく答えてくれた。