王子様のお姫様

「着いたよ。」

大太さんの家はアパート。

私がお母さんと住んでいたアパートによく似ている。


大太さんは車から降りて助手席のドアを開けてくれた。

「どうぞ、俺のお姫様。」

キョトンとしている私を、大太さんは笑いながら見ていた。
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