王子様のお姫様
頭の中が真っ白になった。
「じゃ、行ってくるね。」
最後に私の頭を二回、ぽんぽんと優しく叩き、玄関の方へ向かう。
「…待って!」
気付いた時には、何故か私は大太君の上着を少し掴み、大太君を止めていた。
「どした?」
私にも分からない。
どうして大太君を止めたのか。
多分、本気で大太君と離れたくないから…
気持ちを整理する前に行動してしまった。
「あっ…あの……」
「?」
「大太君の夕飯……」
「夕飯…作ってくれんの?」
「じゃ、行ってくるね。」
最後に私の頭を二回、ぽんぽんと優しく叩き、玄関の方へ向かう。
「…待って!」
気付いた時には、何故か私は大太君の上着を少し掴み、大太君を止めていた。
「どした?」
私にも分からない。
どうして大太君を止めたのか。
多分、本気で大太君と離れたくないから…
気持ちを整理する前に行動してしまった。
「あっ…あの……」
「?」
「大太君の夕飯……」
「夕飯…作ってくれんの?」