好きだよ。
「うわぁ、久しぶり!!」


土曜日。


見事なまでの晴天。


まさに雲1つない。


「やろうよ、キャッチボール!」


「おぉ、やるか!」


「じゃ、投げるよ!!それっ。」


私が投げたボールは


りょうの手に収まって


りょうが投げたボールは


少し転がって、兄ちゃんの手に収まった。


ずっと


ずっとこれを繰り返して


笑いあってた。


でも


悪夢は、突然に、


一瞬に。
< 22 / 63 >

この作品をシェア

pagetop