好きだよ。
6
「ふ、う・・・。」


にじんだ天井が見えた。


変なの。


と思ったら、


私が泣いてただけだった。


「あゆみ?目、覚めた!?」


「りょ、う?」


隣に、りょうがいて・・・


私の左手を強く


優しく握ってくれてた。


「良かった。目覚めて・・・。」


「ここ、どこ?」


「病院。右手を見てもらいに来たんだ。」


右手・・・。


「ど、どうだったの?私の右手。。」


「大丈夫。骨折とかはしてないって。2,3週間で治る打撲だよ。」


「そ、そう・・・。」


よかったぁ。。
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