好きだよ。
ぬくもりを感じた。



あゆみ



あ、誰かが呼んでる。



あゆみ!



まさか……この声っ……





「あゆみ!……あゆみでしょ?」


目を開ければ


「りょう?……りょう、りょうなの!?」


あのころと変わらぬ、初恋の人の姿。


私とは、正反対。


同い年のはずなのに。


「あなた、全く変わらないのね」


「あゆみだって、変わってないじゃん」


「変わったわ。85よ!こんなしわくちゃで……」


悲しくなっちゃうわね。


「ほんと、嫌になっちゃう」
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