エビマヨ〜偶然ゎ必然的〜
聖なる夜
12月―
クリスマスモードの街並みをひろちゃんの車で通り抜ける。
ひろちゃんがクリスマスプレゼントを買ってくれるって。
でもなにをくれるのかは、聞いても教えてくれないの。
なんだろ…。
「好きな人と一緒に過ごすクリスマスって初めてなんだよ。今までね、私小悪魔だったんだあ。」
栞が急にそんなことを言い出した。
『初めてのクリスマスの相手が俺でよかったのか?』
ちょっと意地悪に聞いた。
「ひろちゃんでよかったよ。私が初めて心から好きになった人だからね。」