愛しの我が子!!
テディベアをオレの顔にギシギシと押し付けて「マグロ〜マグロ〜」って言っているちみっ子に、「じゃあ隠し子ー」と言っているバカ室長に言葉で挟まれつつも一生懸命耐える。



隠し子は当たってないって言えばウソになるけど…



「それじゃあー、ミーは退散しますねー。」

「何しに来たの!?」

「これ置きに〜。」



そうやって指差したのは、オレのデスクの上だった。

「設計図ですー。一応第二段階通過ってことでどうすか〜」

「設計図ってタイムマシーンの事か。」

「痛で!」



オレのアゴにお構い無く頭を上へ上げてクリアーフィットさせやがった…。



「お、良く知ってるねーキミ〜。ミーも良く分からない関係のお二人様はやっぱり親子ですかー?」

「親子…親子には違いないがわたしはみら…」

「親戚だよ!!親戚!!名前は凪何だ!!」

「親戚ですかー。てっきりミーは未来からの訪問者かと思いましたよー。」



そうやって無気力な言葉にギクリとオレの肩がびくつく。鋭い…
< 5 / 10 >

この作品をシェア

pagetop