愛しの我が子!!
辞典を物珍しそうに四方八方から見ている凪を見て、ある疑問が思い浮かぶ。



「お前、住むとこは?食べるものどうすんの。」

「当たり前だろ。」



辞典から目を放し、ポケットに手を突っ込んでいるオレをジトーと見ながら言う。


何故だろう。分かりきっている答えなのに鳥肌が…


「あんたん家に住む。手紙にもよろしくって書いてただろ。」









end
< 7 / 10 >

この作品をシェア

pagetop