伝えたいのは


「幹也、お前実に早めに謝れ。てか、今日謝れ!」









そんな簡単に
おぅ!なんて言えない


「…きっと実は俺の顔なをかみたくもねーよ。それに、潤といる時の方が楽しそうに見える」



弱い自分が顔を出す
それはなかなか
引っ込んではくれない

情けない…

自業自得だけど。






「…俺といるとき楽しそうなのは……ッと!つか、お前なんでも最初から決めつけすぎ。最初の勘違いも、今も。事実とか、実の気持ちとか、確認しようとしたか!?」



「……」


「間違ったのは、もう消せないから。だからやり直せよ。ちゃんと好きだって言えよ。伝えなきゃかわらないんじゃねーの?それとも伝えなくてもいいような、簡単に諦められるような気持ちだったか?」
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