駄目シンガーと駄目ロッカー
第一日

赤い部屋



―ピンポーン――

インターホンの音で、あたしは目を覚ました。


「…はぁ〜い……」

「滝山でぇーすっ!」


……はぁ!?


あたしは時計を見た。


朝の9時。
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